インターネットにおけるチェーンメールの社会的影響 : 献血呼びかけメールの事例研究


大中 浩行:横浜市立大学大学院国際文化研究科

2000年5月から7月にかけて発生した、rh-AB型血液患者の手術に対して献血による協力を呼びかけるメールが転送される現象を事例に、インターネットにおけるチェーンメールの社会的影響について調査を行った。Web上のBBS(掲示板)に転載されたメールを収集し、内容を分析することによって、伝播過程の分析を行った。今回の事例は「善意のチェーンメール」として社会問題化したが、短期間に多数に情報を伝達する行動は、善意・悪意を問わず社会問題化するリスクを孕んでおり、転送者の社会的地位なども考慮にいれた研究が課題となっている。

情報処理学会研究報告. 情報システムと社会環境研究報告
2001(30) pp.37-42 2001-03-22

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