数理最適化手法を基礎とした土地利用・交通統合モデルに関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A MATHEMATICAL PROGRAMMING APPROACH TO THE COMBINED LAND-USE AND TRAVEL DEMAND FORECASTING MODELLING
  • スウリ サイテキカ シュホウ オ キソ ト シタ トチ リヨウ コウツウ トウ

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抄録

従来の交通需要予測方法は土地利用を与件としており, 交通施設の整備が立地与える影響を評価するには不十分なモデル体系となっている. 土地利用と交通の同時推定モデルは, 一種の一般均衡モデルであり, 複雑な非線形システムとなる. 本研究では, 非線形連立方程式体系として定式化するのではなく, ローリー型の土地利用モデルと機関分担―配分統合モデルを結合し, これを一つの数理最適化問題として定式化することによって土地利用・交通統合モデルがより簡便に解けることを明らかにしている. 定式化された最適化問題はラグランジェ分解原理によって土地利用モデルと交通均衡モデルを交互に解く問題に置き換えることができ, これまでに開発されている手法を利用することができる. 提案した統合モデルを実際の都市分析に適用し, その有効性を確認した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1995 (518), 95-105, 1995-07-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (14)*注記

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