鋼管・コンクリート複合構造高橋脚模型の水平加力試験

  • 山縣 敬二
    社団法人 土木学会 日本道路公団 技術部構造技術課
  • 市川 博康
    社団法人 土木学会 日本道路公団 福岡建設局 建設部構造技術課
  • 大内 一
    社団法人 土木学会 (株) 大林組 技術研究所構造第一研究室
  • 小畠 克朗
    社団法人 土木学会 (株) 大林組 技術研究所構造第一研究室

書誌事項

タイトル別名
  • A LATERAL LOADING TEST OF STEEL TUBES-REINFORCED CONCRETE COMPOSITE BRIDGE COLUMN
  • コウカン コンクリート フクゴウ コウゾウ コウキョウキャク モケイ ノ スイ

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抄録

高橋脚の省力化, 急速施工を目指した鋼管・コンクリート複合構造高橋脚は, 複数の鋼管を断面内に配置していること, 帯筋の替わりにPCストランドを巻付けていること, 更に鋼管の埋込みはリブ付鋼管を用いている, 等の特長を有する. 本研究では, 大分自動車道横道橋下部工をプロウトタイプとし, 鋼管定着部の付着性能確認を目的としたリブ付鋼管の付着試験, 並びに橋脚模型の耐震性試験を行い, 新構造の妥当性を確認した. その結果, 定着部リブ付鋼管の付着強度として, 設計で用いる地震時許容応力度の約3倍に相当する68kgf/cm2を得た. また水平加力試験では, 耐力は完全付着を仮定したRC論値と一致する一方, 変位靭性能及びエネルギー吸収性能についてもRC試験体との比較でより優れていることを確認した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1995 (520), 183-193, 1995-08-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (12)*注記

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