電解処理した上水汚泥の再生資源化への検討

  • 大木 宜章
    社団法人 土木学会 日本大学 生産工学部土木工学科
  • 石田 哲朗
    社団法人 土木学会 東洋大学 工学部環境建設学科
  • 関 根宏
    社団法人 土木学会 日本大学 生産工学部教養・基礎科学系

書誌事項

タイトル別名
  • INVESTIGATION OF REGENERATING WATERWORKS SLUDGE TO RESOURCES BY FLUORIDE ELECTROLYSIS
  • デンカイ ショリシタ ジョウスイ オデイ ノ サイセイ シゲンカ エ ノ ケン

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抄録

将来, 取水水質の悪化により, 大量の汚泥が発生すると予想される. この上水汚泥を廃棄物としてではなく, 再生資源とするには, 所要の措置が必要である. その一方法として, 汚泥を電解法により処理し, 性状の改変を行った. 電解作用を受けた汚泥物質は, 基礎的実験から, 種々特徴ある性質に変化する事が判明した. この一つの特徴である団粒化能力を活かし, 電解処理汚泥の土壤への還元, ならびにその活用を検討した. 結果から, 汚泥混合土壤は植物の育成基盤やのり面表層土への建設資材として有効であると結論した. これより, 上水汚泥は資源として十分に再生利用出来ることを見い出した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1996 (533), 247-254, 1996-02-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (34)*注記

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