塩害を受けた桟橋に対する表面処理工法の設計法に関する検討

  • 守分 敦郎
    社団法人 土木学会 東京工業大学博士課程
  • 長滝 重義
    社団法人 土木学会 東京工業大学 工学部土木工学科
  • 大即 信明
    社団法人 土木学会 東京工業大学 工学部開発システム工学科
  • 関 博
    社団法人 土木学会 早稲田大学 理工学部土木工学科
  • 福手 勤
    社団法人 土木学会 運輸省港湾技術研究所 材料研究室

書誌事項

タイトル別名
  • A DESIGNING METHOD OF SURFACE COATINGS FOR CONCRETE JETTIES DETERIORATED BY CHLORIDE ATTACK
  • エンガイ オ ウケタ サンバシ ニ タイスル ヒョウメン ショリ コウホウ ノ

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抄録

本研究は, 棧橋構造物の塩害対策として実施される表面処理工法の適用方法について検討したものである. ここでは, 塩化物イオンの浸透がフィックの拡散則に従うものと仮定し, 鉄筋位置の塩化物イオン量と塩化物イオンの発錆限界値を比較することにより, 表面処理工法の補修効果の判定を行った. また, この検討に必要となる腐食環境の評価は表面塩化物イオン量 (C0) を, 構造物の耐久性の評価は塩化物イオンの見掛けの拡散係数 (D) を用いて行った. さらに, ばらつきを持つこれらの数値を確率論的に設定することを提案するとともに, 具体的な表面処理工法の適用方法を示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1996 (534), 109-123, 1996-03-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (27)*注記

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