準好気性埋立地浸出水集排水管周りの砕石層における有機汚濁浄化能の理論的評価と管設計

  • 田中 信寿
    社団法人 土木学会 北海道大学 工学部衛生工学科
  • 金 英圭
    大韓民国全北大学 工科大学環境工学科
  • 松藤 敏彦
    社団法人 土木学会 北海道大学 工学部衛生工学科

書誌事項

タイトル別名
  • THEORETICAL ESTIMATION FOR REMOVAL ABILITY OF ORGANIC POLLUTANTS THROUGH CRUSHED STONE LAYER AROUND LEACHATE COLLECTION PIPE AND DESIGN OF THE PIPE IN SEMIAEROBIC SANITARY LANDFILLS
  • ジュン コウキセイ ウメタテチ シンシュツスイシュウ ハイスイカン マワリ ノ

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抄録

わが国で主流となっている準好気性埋立地の浸出水集排水管周りの砕石層における有機汚濁浄化能を計算的に評価した. その結果, TOCの浄化は数千mg/Lであること, アンモニアの酸化はTOC酸化の1/15程度と小さいが, 脱窒反応も進行することを明らかにした. したがって準好気性埋立構造の特徴となっている浸出水の早期安定化, 特にTOCの顕著な減少が, 砕石層中の微好気性ゾーンでのTOC汚濁浄化能によっていることを明確にした. さらに, 有機汚濁浄化能を発揮するためには, 有孔集排水管の開孔率が25%程度あることが望ましく, 管周りの砕石層の深さは1m程度必要であること, 及び枝管の配置間隔を20m, TOC浄化目標を1000mg/Lとしたとき, 管径は1m (格子状配置) -2m (魚骨状配置) となることを明らかにした.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1996 (552), 85-93, 1996-11-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (22)*注記

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