多起点多終点ODにおける渋滞延伸を考慮したリアクティブ動的利用者最適交通量配分

  • 桑原 雅夫
    社団法人土木学会 東京大学生産技術研究所
  • 赤松 隆
    社団法人土木学会 豊橋技術科学大学知識情報工学系

書誌事項

タイトル別名
  • REACTIVE DYNAMIC USER OPTIMAL ASSIGNMENT WITH PHYSICAL QUEUES FOR A MANY-TO-MANY OD PATTERN
  • タ キテン タ シュウテン OD ニ オケル ジュウタイ エンシン オ コウリ

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抄録

本研究は, 渋滞延伸の影響を考慮した多起点多終点ODのリアクティブ動的利用者最適配分問題について, 定式化と解法を提案するものである. リアクティブ動的配分とは, 利用者が現時点までの交通状況に基づいて, 終点までの最短経路を選択すると仮定した配分である. 起点からの出発時刻別に多起点多終点ODが与えられているものとしているので, 出発時刻選択については扱わない. まず, 交通量の保存則, First-In-First-Out 原則を満たす制約条件を整理した後, リアクティブ最適条件を定式化して, 本配分問題が現在時刻によって分解できることを示す. 次に物理的な長さを持つ待ち行列を考え, ショックウェーブ理論より, 渋滞が上流に延伸して先詰まりを起こす現象をモデルに組み込んでいる. 最後に, 解法のアルゴリズムの提案と適用例を紹介する.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1997 (555), 91-102, 1997-01-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (23)*注記

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