リングせん断試験における粘土の残留強度とせん断変位の関係

DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献34件
  • 鈴木 素之
    社団法人 土木学会 信州大学大学院 工学系研究科
  • 梅崎 健夫
    社団法人 土木学会 信州大学 工学部社会開発工学科
  • 川上 浩
    社団法人 土木学会 信州大学 工学部社会開発工学科

書誌事項

タイトル別名
  • RELATION BETWEEN RESIDUAL STRENGTH AND SHEAR DISPLACEMENT OF CLAY IN RING SHEAR TEST
  • リング センダン シケン ニ オケル ネンド ノ ザンリュウ キョウド ト セ

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抄録

リングせん断試験における最大せん断応力後のせん断応力～せん断変位角 (回転角) 関係の実測値に双曲線近似が適用できることを実証するとともに, 残留強度を双曲線の漸近値として決定する方法を提案した. カオリンおよび自然粘土に対する試験結果に基づいて, 提案法は, 供試体の大きさ, 垂直応力, 過圧密比およびせん断変位角速度 (回転角速度) の試験条件や粘土の種類によらず十分な精度で適用できることを明らかにした. さらに, 提案法を用いて残留強度とせん断変位角の関係を検討することにより, リングせん断試験の打ち切りに必要なせん断変位角は, 垂直応力およびせん断変位角速度の試験条件や粘土の種類によって異なることを示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1997 (575), 141-158, 1997-09-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (6)*注記

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