移流シミュレーションに対するGALモデルの高精度化とその適用性

DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献20件
  • 二瓶 泰雄
    社団法人 土木学会 東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻
  • 灘岡 和夫
    社団法人 土木学会 東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • IMPROVEMENT OF GAL MODEL FOR CONVECTIVE NUMERICAL SIMULATION
  • イリュウ シミュレーション ニ タイスル GAL モデル ノ コウ セイドカ

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抄録

著者らが最近提案している新たな混相乱流モデル, GAL-LESモデルをさらに発展させるために, GALモデルの移流シミュレーションへの適用性について詳細な検討を行った. その際に, GALモデルの“濃度の再配分操作”の計算精度において重要な格子内の粒子存在確率分布設定法を改良することによりGALモデルを高精度化することを試みた. このモデルの有効性を検討するために, ガウス型と矩形型濃度分布の一次元及び二次元移流問題に関するモデル計算を行い, 従来まで提案されている移流項に関する差分スキームの計算結果との比較を行った. その結果, GALモデルは従来の差分スキームと異なり, クーラン数に依存せずに高精度で安定な移流計算を行うことができることが示された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1997 (579), 137-149, 1997-11-21

    公益社団法人 土木学会

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