揮発性有機化合物によるマルチコンパートメント汚染 Multi-Compartments Pollution by Volatile Organic Compounds

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著者

    • 浦野 紘平 URANO Kohei
    • 横浜国立大学工学部環境安全工学研究室 Laboratory of Safety and Environmental Engeneering, Yokohama National University

抄録

1982年に揮発性有機化合物による広範囲の地下水汚染が発見されてから, 10年経って水道水の水質基準が大幅に改訂され, また, 水質環境基準, 排水の排出基準, 土壌環境基準, 特別管理産業廃棄物, 埋立て処分や海洋投入処分の安全性判定基準にも揮発性有機化合物が定められ, 大気汚染対策も検討されている。このように, 揮発性有機化合物は, 大気, 水質, 土壌・底質といった一つの環境コンパートメントを汚染するだけでなく, 相互の間を移動して環境全体を汚染 (マルチコンパートメント汚染) している。そこで, 環境汚染を起こしている揮発性有機化合物の物性や発生源等を概説し, 環境中での挙動を予測するモデルを紹介してから, それらによる大気汚染, 水質汚濁, 土壌汚染について, 測定方法, 汚染実態および対策技術と相互の関係をまとめ, さらに, それらを含む廃棄物の種類, 試験方法および処理方法について述べた。

Volatile organic compounds, such as chlorinated organic compounds and aromatic hydrocarbons, polluted multi-compartments of the environment including air, surface water, ground water, soil and sediment. Their uses, properties and pollution sources are introduced. The measuring methods, status of pollution, improving and control methods for air pollution, water pollution and soil pollution are summarized and discussed. The wastes containing volatile organic compounds and their treatment methods are also mentioned.

収録刊行物

  • 廃棄物学会誌  

    廃棄物学会誌 6(1), 13-23, 1995-01-30 

    Japan Society of Material Cycles and Waste Management

参考文献:  27件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002051686
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10414674
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09170855
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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