Modeling of Clothing based on Ergo-Design

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  • エルゴデザインに基づく衣服造形
  • エルゴ デザイン ニ モトズク イフク ゾウケイ

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Abstract

最近の科学技術の急速な発達,殊に,通信によるコンピューターのネットワーク化,航空による民族の移動は地域文化を衰退させ地球上に住む人々の生活文化を画一化した.<br>今や地球上はボーダレスの時代となった.人の生活の基本である「衣・食・住」文化はヨーロッパ文化が主流となり,地域性がなくなってきている.<br>日本にも,明治初年ヨーロッパ文化が伝わって,日本人が洋服を着るようになってからすでに百数十年たち今日に至っているが,今だに洋服の構造設計に関わるデザイナーの教育が,日本古来の和服裁縫の流れを受け継いだ,裁縫を中心とした制作技術偏重の傾向がつよく,人が着るという側面の科学的視点が乏しく,全体のバランスを欠いているのは如何なものかと思われる.<br>衣服は人のからだを包み人間と環境の間にあって機能するものである.当然衣服を着用可能にするためには,衣服に包まれる人のからだの生物学的側面からのアプローチと,形態学およびキネジオロジーの研究を中心に衣服造形を展開しなければならない.

Journal

  • Sen'i Gakkaishi

    Sen'i Gakkaishi 54 (5), P177-P184, 1998

    The Society of Fiber Science and Technology, Japan

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