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- 武田 一郎
- 京都教育大学地理学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Position and Height of the Landward Limit of the Backshore on Naka Beach, Ibaraki, Japan
- イバラキケン ナカ カイガン ニ オケル ゴ ハマジョウゲン ノ イチ ト コ
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抄録
茨城県勝田市那珂海岸における2年間(1980年8月28日~1982年8月30日)の地形測量と波のデータを用い,後浜上限の位置と高度に関する検討を行った.バーが波に対してフィルターの役目を果たすため,また,汀線直前の水深を規定するステップ基部水深に限度があるたあに,汀線砕波の最大波高には限度がある.その結果,沖合い段階での暴浪の規模が異なっても,波の遡上限界地点に大きな差が生ずることはない.したがって,その地点に一致する後浜上限の位置はかなり安定したものとなる.<br> この後浜上限の高度は海浜堆積物の粒径が粗くなるほど大きくなる.これは,沖合いの暴浪特性が同じであっても,海浜堆積物の粒径が粗ければ汀線砕波波高が大きくなり,その結果,波の遡上限界高度が大きくなるためである.その理由は,海浜堆積物の粒径が粗いほど波に対してフィルターの効果を有するバーが発達しにくくなり,また,最大の汀線砕波波高を規定するステップ基部水深が大きくなるためである.
収録刊行物
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- Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron
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Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 70 (8), 512-525, 1997
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205424789760
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- NII論文ID
- 110000521501
- 10003549054
- 10006385642
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- NII書誌ID
- AN1016484X
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- ISSN
- 21851735
- 00167444
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- NDL書誌ID
- 4264368
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可