内陸アジアにおける近年の氷河変動 Recent glacier fluctuations in the inland Asia

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抄録

アジアでは比較的情報の多い中国西部と旧ソ連の氷河変動資料をまとめた.1960年代から80年代初期にかけて,コンロン山域以外は後退氷河が多く,アルタイ,天山,パミール,チーレン山域の順に北方ほどその傾向が強い.しかし,この間に中国西部やパミールでは1960-70年代に後退から前進に転じる氷河が増え,一方,旧ソ連天山やコーカサスでは後退傾向が優勢なまま,大きな変化はない.また,約30年∼60年間程度の氷河変動データのある乾燥域(大陸性)の3氷河(2∼4km長)と湿潤域(海洋性)の3氷河(10∼13km長)について,年間末端変動距離の氷河長に対する割合の年による変化をみた.1980年代はいずれの氷河も5m/km程度までの後退範囲にあったが,毎年観測されているTs.Tyuksu氷河(西部天山)とウルムチ1号氷河(東部天山)では,この間に後退量が増えつつある.この2氷河について,氷河変動と夏気温や年降水量との関係を紹介した.

収録刊行物

  • 雪氷  

    雪氷 57(1), 35-40, 1995-03-15 

    The Japanese Society of Snow and Ice

参考文献:  15件

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002381509
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00131221
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03731006
  • NDL 記事登録ID
    3595728
  • NDL 刊行物分類
    ME34(水文学--陸水)
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-23
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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