氷床氷の流動則 A new flow law of ice-sheet ice

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抄録

南極やグリーンランド氷床では場所によって特異なファブリックが発達し,氷床氷の力学的性質も等方性氷とは全く異なることが,最近の深層掘削によって採取された氷コアの研究から明らかになった.氷床のモデリングやダイナミックスの研究に於いてGlenの流動則が使われているが,この流動則は多結晶氷の塑性が等方的であることを前提としたもので,特異ファブリックを持つ氷床氷には適用出来ない.筆者は最近,任意のファブリックを持つ多結晶氷に適用できる流動則を導出し,この流動則が氷床氷の流動特性をうまく記述することを示した.次にファブリック発達のメカニズムについて考察し,氷床中では粒内滑りによる結晶回転がファブリック発達を支配していることを示した.最後に何が氷床の流動を律速するかについて問題を提起した.

収録刊行物

  • 雪氷  

    雪氷 57(2), 163-171, 1995-06-15 

    The Japanese Society of Snow and Ice

参考文献:  32件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002381700
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00131221
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03731006
  • NDL 記事登録ID
    3623958
  • NDL 刊行物分類
    ME25(気象--大気現象)
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-23
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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