雪氷の水力輸送に関する研究 -第3報 電導度式雪氷分率計の管内流れへの適用- Hydraulic conveying of snow and ice -Application of conductometric method to in-situ measurement of pipe flow-

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抄録

雪氷の水力輸送を実用化するためには,管内の流れにおける固体(雪あるいは氷)の分率を実時間で連続的に測定する技術が不可欠である.筆者らは既報で,固体粒子の混入による電導度の低下から固体の体積分率を測定する装置を製作し,これにより立方体容器内の氷をはじめとする各種の固体粒子の分率が精度よく測定されることを示した.本研究では,この方法を円管内の雪氷・水二相流の実時間測定に適用するため,電極の形状・配置等を検討し,雪氷の粒子の片寄りの影響,流速,取付けた管路の姿勢に影響されない良好な特性を得た.また,ある間隔をおいて設置された幅の狭い二つの検出電極により分率変動を同時測定し,それらの相互相関係数から雪氷の移動速度が測定されることを示した.本研究により開発された電導度式雪氷分率計は,検出のための特別の形状の管を必要とせず,また管の中に流れを妨げるようなものを設ける必要がないことから,今後,雪氷の輸送装置の運転制御における測定器として広い応用性をもつと考えられる.

A real-time in-situ measurement of solid-fraction in a pipe flow is required to the practical use of hydraulic conveying of snow.In an earlier work, the present authors developed a snow -fraction meter based on the electric conductivity.In this work, the configuration and arrangement of electrodes were improved to fit for the in-situ measurement of pipe flow. The fraction-meter shows an excellent characteristics irrespective of flow velocity and setting posture. The velocity of snow in pipe is also measured with two thin electrodes set in a short distance in the axial direction. The snow-fraction meter developed in this work has advantages that it needs no change in pipe configuration and is non-obtrusive.

収録刊行物

  • 雪氷  

    雪氷 58(3), 215-222, 1996-05-15 

    The Japanese Society of Snow and Ice

参考文献:  8件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002382284
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00131221
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03731006
  • NDL 記事登録ID
    3965702
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-23
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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