ロシア連邦カムチャツカ半島のウシュコフスキー氷冠におけるアイスレーダ観測 Radio-echo soundings of the Ushkovsky Ice Cap, Kamchatka, Russia

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抄録

ロシア連邦カムチャッカ半島のUshkovsky山頂上の氷冠中央部の2地点で, 1996年8月, 中心周波数4MHzのインパルスレーダを用いて氷厚測定を行った.送受信アンテナ間距離を変化させて観測を行い, 受信電圧の時系列変化を得た.氷厚測定地点近傍で行われた浅層コア掘削結果などから, 全層の平均的な電波伝播速度は170ないし180m/μsであると推定される.この結果を用いて計算したところ, 90m離れた2地点の厚さはそれぞれ120~126m, 197~209mであることが分かった.示した誤差は伝播速度決定の誤差に起因する誤差である.また, 伝播速度決定の際に含有不純物の効果は考慮していないため, この値は最大の推定値である.同一地点の探査において異なるアンテナ間隔で得られた氷厚は1m以下の精度で一致し, 本観測の結果はそれぞれの地点の氷厚の最大値として信頼できると思われる.

Using an impulse radar with the center frequency of 4 MHz, radio-echo soundings of an ice cap were carried out in August 1996 in Gorshkov Crater at the summit of Ushkovsky volcano, Kamchatka Peninsula, Russia. Based on the profiles of firn density and temperature obtained from a 27-m deep hole at the ice cap, the mean propagation velocity in ice was estimated in a range from 170 to 180 m/μs. Then ice thicknesses at two points (90 m apart) were estimated as 120-126 m and 197-209 m, respectively. These values may give the maximum ones, since the ice is assumed to be pure. The thicknesses obtained with different antenna separations coincided well within 1 m, which indicates the measured values are to be reliable.

収録刊行物

  • 雪氷  

    雪氷 59(4), 257-262, 1997-07-15 

    The Japanese Society of Snow and Ice

参考文献:  11件

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002383060
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00131221
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03731006
  • NDL 記事登録ID
    4256943
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-23
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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