サン・クラストの形成機構 Studies on energy balance and formation of sun crust in snow

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抄録

サン・クラストは短時間で氷板が形成される特徴的な雪面形態であるが, 滑らかな氷板が広く雪面を覆い斜面の安定度に影響を及ぼすと考えられる.著者らはサン・クラストの形成をくわしく観測しサン・クラストの構造および形成される気象条件, 雪質条件を明らかにした.さらに熱収支条件を再現して風洞実験を行いサン・クラストを形成することができた.サン・クラストは雪面が放射冷却によって冷やされ, 積雪内部は透過した日射によって融解が生じるような気象条件で密度の大きな積雪上に形成された. その結果サン・クラストの下には内部融解による空洞がしばしば形成された.積雪表層で起きる変態と水の輸送を推定するために, サン・クラスト形成に伴う酸素安定同位体組成の変化を観測した.サン・クラストのδ<SUP>18</SUP>O値は下層よりも大きくなり, 雪面直下で作られた融解水が積雪表層で再凍結することがサン・クラストの形成要因であると考えられた.

収録刊行物

  • 雪氷  

    雪氷 59(6), 387-395, 1997-11-01 

    The Japanese Society of Snow and Ice

参考文献:  22件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002383113
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00131221
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03731006
  • NDL 記事登録ID
    4342865
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-23
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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