環境ホルモン(外因性内分泌撹乱化学物質)の環境生物に対する影響 Environmental Endocrine Disruptors and Developmental Abnormalities in Wildlife

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

<p><tt><b>環境中にはダイオキシン,PCBなどの健康に障害を与える化学物質が放出されており,社会問題となっている.このような化学物質に加えて,いままでは安全と考えられ,環境中に放出されていた,農薬,界面活性剤,プラスチックの原材料などの化学物質の中に,生体のホルモン受容体,特に女性ホルモン受容体に結合することにより,あたかも女性ホルモンと同じような働きをする化学物質(環境ホルモン,内分泌擬乱化学物質)があることがわかってきた.環境中に放出されてホルモン様の作用を示すことから,このような化学物質を「環境ホルモン」と呼ぶことにする.ヒトの精子数がこの50年間で半減しているとの報告もあり,環境ホルモンが原因になっている疑いもある.また,ダイオキシン,PCBなどは生物濃縮により,食物連鎖の上位の動物である,ヒトのみならずイルカ,クジラ,アザラシなどの皮下脂肪に蓄積されている.環境ホルモンは,水系に入り水棲動物の生殖を概乱する懸念がある.日本の沿岸では有機スズによる巻貝の性の異常が見られている.環境ホルモンとはなにか,なにが問題なのか,</b></tt><tt><b>どのような影響が出ているかについて総説する. </b></tt></p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 37(2), 80-86, 1998-04-15

    安全工学会

参考文献:  36件中 1-36件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002474040
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00012812
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    05704480
  • NDL 記事登録ID
    4445603
  • NDL 雑誌分類
    ZM25(科学技術--科学技術一般--安全工学)
  • NDL 請求記号
    Z14-16
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
ページトップへ