<b>芳香族化合物のスルホン化反応の熱的危険性解析</b>

• 宮田　栄三郎・三宅　淳巳・小川　輝繁

  横浜国立大学工学部物質工学科

• 上原 陽一

  東京理科大学火災科学研究所

書誌事項

タイトル別名

• <b>Hazard　Analysis　of　Aromatic　Sulfon2tion　Reaction　by　Reaction　Calorimeter </b>
• 芳香族化合物のスルホン化反応の熱的危険性解析
• ホウコウゾク カゴウブツ ノ スルホンカ ハンノウ ノ ネツテキ キケンセイ

抄録

<tt>液一液不均一系反応に対し，撹搾停止による相分離状態から急激に撹絆を再開させた際の熱的危険性評価手法の確立を目的として，トルエンおよびベンゼンの硫酸によるスルホン化反応を対象に実験を行った．その結果，液一液不均一系反応が十分に完結する濃度で行われた場合には橿絆再開後の発熱挙動は硫酸濃度に依存せず，撹搾速度や液の物性変化等に起因する撹挫効率の変化に大きく依存することが明らかとなった．また，総括反応速度が撹枠による二相の接触面積に比例すると仮定し，液滴の分散度合いを表すウエーバー数（四θ）を基に撹搾再開後の最大発熱速度の予測式を提案した．種々の反応条件に対して予測式の適用範囲を検討した結果，分散相の容積比が0．1以上の条件において予測値と実測値 </tt><tt>は良好な一致を示した． </tt>

収録刊行物

• 安全工学

  安全工学 37 (3), 164-171, 1998

  安全工学会

キーワード

• 液-液不均一系反応
• 反応熱量計
• スルホン化反応
• 危険性評価

詳細情報

• CRID: 1390282681219724288
• NII論文ID: 10002474176
• NII書誌ID: AN00012812
• DOI: 10.18943/safety.37.3_164
• ISSN: 24240656
• ISSN: 05704480
• NDL書誌ID: 4487312
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4487312
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可