1995年兵庫県南部地震の建物被害率による地震動分布の推定

  • 山口 直也
    社団法人 土木学会 東京大学大学院工学系研究科
  • 山崎 文雄
    社団法人 土木学会 東京大学生産技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATION OF STRONG GROUND MOTION IN THE 1995 HYOGOKEN-NANBU EARTHQUAKE BASED ON BUILDING DAMAGE DATA
  • 1995ネン ヒョウゴケン ナンブ ジシン ノ タテモノ ヒガイリツ ニ ヨル ジシンドウ ブンプ ノ スイテイ

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抄録

1995年1月17日発生した兵庫県南部地震は, 阪神・淡路地域に甚大な被害をもたらした. この地域での構造物被害を評価するためには, 地震動の強さの面的な分布を推定することが重要である. しかしこの地震では, 被害の激しかった地域で強震記録がほとんど得られておらず, 観測値のみからの分布推定は困難であり, 他の方法が必要となってくる. そこで本研究では, 被災地域全域にわたって同一基準で被災度判定を行っている建物被害調査結果を用いて, 低層建物と最大加速度, 最大速度などの地震動強さとの関係を調べ, 地震動強さに対する低層建物の被害推定式を構築し, 建物被害率による地震動強さの面的分布の逆推定を試みた.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (612), 325-336, 1999-01-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (24)*注記

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参考文献 (26)*注記

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