T. B. M. 用ローラカッタの掘削と摩耗特性に及ぼすビット斜角の影響

  • 室 達朗
    社団法人 土木学会 愛媛大学 工学部環境建設工学科
  • 河野 幸一
    社団法人 土木学会 愛媛大学 工学部環境建設工学科
  • 山村 繁雄
    社団法人 土木学会 愛媛大学 工学部環境建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECTS OF A SKEW ANGLE OF A ROLLER CUTTER BIT OF TUNNEL BORING MACHINE ON THE EXCAVATION AND WEAR CHARACTERISTICS
  • T.B.M.ヨウ ローラカッタ ノ クッサク ト マモウ トクセイ ニ オヨボス ビット シャカク ノ エイキョウ

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は, 花崗岩と両輝石斑糲岩を対象として, T. B. M. のセンターに位置するローラカッタの掘削土量を向上させるためその円周部の断面を三角形としたローラカッタの掘削土量と摩耗量に及ぼすビット斜角の影響を実験的に究明することである. その結果, 単位仕事量当たりの掘削土量はビット斜角±π/36radにおいて極大値をとりその後漸増すること, ビットの摩耗量は, ビット斜角と転動距離の指数関数で表現され, 斜角0radにおいて極大値をとり, ±π/36radで最小値を示し, その後斜角の増大とともに単調増加することが明らかとなった. 従って, 単位仕事量当たりの掘削土量を最大ならしめ, かつビットの摩耗量を最小ならしめる最適ビット斜角は±π/36radであることが判明した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (617), 163-174, 1999-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

もっと見る

参考文献 (22)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ