条件付非正規確率場を推定するための近似解法

  • 野田 茂
    社団法人 土木学会 鳥取大学 工学部社会開発システム工学科
  • 長舟 健
    社団法人 土木学会 国際航業 (株) 海洋エンジニアリング部
  • 星谷 勝
    社団法人 土木学会 武蔵工業大学 工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • APPROXIMATE SOLUTION FOR STOCHASTIC INTERPOLATION OF CONDITIONAL NON-GAUSSIAN FIELDS
  • ジョウケン ツキ ヒセイキ カクリツジョウ オ スイテイ スル タメ ノ キンジカイホウ

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抄録

確率論的補間法である Kriging 法は条件付確率場を更新するための技法であるが, これまでは主に正規確率場に適用されてきた. 一般的な非正規確率場を推定する理論は星谷・野田・稲田 (1997) によって提案されているが, 観測点数が増えると, 推定誤差分散を厳密に求めることは容易でない. そこで本研究では, 非正規確率場においてノイズを含む観測値が与えられた条件下で, 未観測点の物理量を推定するための近似解法を提案する. この方法では, 非正規確率場を変換した正規確率場にカルマンフィルタを適用し, 不偏性, 最小誤差分散の両条件を満足させた上で, 得られた結果を逆変換する. 厳密解が知られている対数正規確率場を対象に数値計算を行い, 近似解と理論解を比較した結果, 本アルゴリズムの有効性, 近似度などが明らかになった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (619), 253-266, 1999-04-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (26)*注記

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