選択肢集合の確率的形成を考慮した集計型目的地選択モデルの研究

  • 吉田 朗
    社団法人 土木学会 東北芸術工科大学 デザイン工学部
  • 原田 昇
    社団法人 土木学会 東京大学大学院 環境学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • AGGREGATE DESTINATION CHOICE MODELS INCORPORATING PROBABILISTIC FORMATION OF A CHOICE SET
  • センタクシシュウゴウ ノ カクリツテキ ケイセイ オ コウリョ シタ シュウケイガタ モクテキチ センタク モデル ノ ケンキュウ

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抄録

本研究では, 都市圏規模のトリップ分布量を予測するために, 選択肢集合の確率的形成を考慮した2つの目的地選択モデルを提案する. まず, 目的地の効用がある閾値を超えたときのみ, 選択肢に選別されると仮定し, 選別確率モデルを定式化した. そのうえで, 第一のモデルは, 目的地の効用関数が選別の閾値によって切断されることを仮定した選択モデルである. 第二のモデルは, 従来の選択肢サンプリングの考え方を発展させたものであり, 選択肢の選別を自らの選択肢サンプリングとみなし, それを内生化する選択モデルである. 実証分析を通じて, 2つの提案モデルが統計的に有意であり, ゼロ・トリップを含む現況のOD表を十分に再現できることを示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (618), 1-13, 1999-04-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (33)*注記

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