鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れ幅の算定式に関する一考察

  • 栖原 健太郎
    社団法人 土木学会 電気化学工業 (株) セメント・特混研究所
  • 辻 幸和
    社団法人 土木学会 群馬大学 工学部建設工学科
  • 橋本 親典
    社団法人 土木学会 徳島大学 工学部建設工学科
  • 金井 昌義
    社団法人 土木学会 ドーピー建設工業 (株) 東京支店

書誌事項

タイトル別名
  • AN EVALUATING STUDY OF EQUATION FOR FLEXURAL CRACK WIDTH OF RC BEAMS
  • テッキン コンクリートハリ ノ マゲ ヒビワレ ハバ ノ サンテイシキ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

鉄筋コンクリート構造物の性能照査には, 曲げひび割れに関する検討項目がある. 形状寸法やコンクリートの配合等の条件を同一とした鉄筋コンクリートはりを15体, さらに鉄筋比を変えずにはりの幅を大きくした12体の合計27体の試験体に対して曲げ載荷試験を行い, 計測した曲げひび割れ幅と, 土木学会コンクリート標準示方書に規定されている曲げひび割れ幅の算定式により求まる値との比較から, 算定式に関する考察を行った. その結果, 算定式により求まる値は, 試験体の側面の引張鉄筋位置に生じた曲げひび割れ幅の最大値および平均値のいずれよりも大きな値を示した. これに対して, 試験体の下面に生じた曲げひび割れ幅の平均値は, 算定式により求まる値よりも平均で約20%, 最大で約50%大きい値を示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (627), 273-281, 1999-08-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (3)*注記

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