GPSとレーザーレベルを用いた空港沈下測量システムに関する研究

  • 重松 文治
    社団法人 土木学会 五洋建設 (株) 技術研究所 建設生産グループ
  • 野口 仁志
    関西国際空港 (株) 空港設計部 情報システム課
  • 清水 英範
    社団法人 土木学会 東京大学 大学院工学系研究科社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A NEW LEVEL MEASUREMENT SYSTEM OF SETTLEMENT AT AIRPORTS USING RTK-GPS AND LASER LEVEL
  • GPS ト レーザー レベル オ モチイタ クウコウ チンカ ソクリョウ システム ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

海上埋立空港の沈下測量は航空機の安全運航や舗装施設の維持管理のために重要な作業である. しかしながら, 現状の測量作業においては, オートレベルやトータルステーションを用いて空港外の安定した水準点からもりかえ作業を繰り返しながら測量しているために時間を要するなどの課題がある. GPSは直接測点の位置と高さを求めることができるため, もりかえ作業が不要になり測量時間の短縮と省力化が可能である. しかし, GPSによるリアルタイム測量の結果は大きく変動しているため, 沈下測量に必要な精度を得るためには静止して長時間測量を行い平均する必要がある. 本研究ではこの課題を解決し測量作業の効率化を図ることを目的にGPSとレーザーレベルと組み合わせ, 移動しながら正確な高さ情報が得られる新たな空港沈下測量システムを開発した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (630), 55-64, 1999-09-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (11)*注記

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