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- 尾本 恵市
- 国際日本文化研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Origin of Japanese : From the standpoint of molecular anthropology.
- ニホンジン ノ キゲン ブンシ ジンルイガク ノ タチバ カラ
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抄録
この総説は, 日本人の起源の問題について, 分子人類学の立場から, 何が, どこまでいえるのかを紹介し, 今後の総合的な日本人研究への一助とする目的で書かれた。検討のための土台として, 埴原の「二重構造モデル」が用いられた。このモデルを, (1)「原日本人」は東南アジア起源である, (2) 現代日本人の諸集団の形成には、「原日本人」と北東アジア系の渡来人という主として2つの系統を異にする集団が関わっている, との2つの部分仮説にわけ, それぞれを個別に検討した。分子人類学的に重要な資料としては, 古人骨のミトコンドリアDNAの塩基配列 (宝来ら) と古典的遺伝標識の遺伝子頻度を用いた多変量解析 (根井, および筆者ら) などがある。前者は, 原日本人の南方起源説にとり有利な資料を, また, 後者は, 反対に, 原日本人の北方起源説を支持する資料を提供している。また, 埴原のいう「二重構造」の存在についても, 意見がわかれている。このような不一致点をどのように説明するかが, 大きな問題である。本論文で筆者は, 問題点の所在を明らかにすると共に, 将来の検討に対する資料として, いくつかの提案をした。
収録刊行物
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- Anthropological Science
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Anthropological Science 103 (5), 415-427, 1995
一班社団法人 日本人類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204309934720
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- NII論文ID
- 10002617085
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- NII書誌ID
- AA10915022
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- ISSN
- 13488570
- 09187960
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- NDL書誌ID
- 3937882
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可