苧績み作業によるとも思われる飛鳥・室町時代女性切歯の摩耗 Abrasion of icisors of women in Asuka and Muromachi age presumed by ramie spinning work.

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抄録

神奈川•山梨•長野3県下の7遺跡から出土した飛鳥•室町時代女性7個体の切歯に、苧績み作業によると思われる、後上方から前下方に向かって傾斜する特殊摩耗面が認められた。摩耗は相互に噛み合う上•下顎切歯の各対ごとに個別に起こり、しばしば複数対の切歯に生ずる。摩耗は側切歯より中切歯に多く、また左側より右側が高度である。切歯の摩耗は少数の女性に限られ、苧績み専従の女性がいたと推測される。摩耗形式に時代差がないので、苧績みの技法は飛鳥時代から室町時代まで基本的に変わっていない。苧績みは飛鳥時代に相模国で盛行し、室町時代になると甲斐•信濃両国にも波及したと思われる。

収録刊行物

  • Anthropological science : journal of the Anthropological Society of Nippon  

    Anthropological science : journal of the Anthropological Society of Nippon 103(5), 447-465, 1995-12-01 

    The Anthropological Society of Nippon

参考文献:  19件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002617202
  • NII書誌ID(NCID)
    AA10915022
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09187960
  • NDL 記事登録ID
    3937884
  • NDL 雑誌分類
    ZS1(科学技術--人類学)
  • NDL 請求記号
    Z19-11
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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