空中写真測量による兵庫県南部地震に伴う地盤変位の計測

書誌事項

タイトル別名
  • MEASUREMENT OF GROUND DISPLACEMENTS DURING 1995 HYOGOKEN-NAMBU EARTHQUAKE BY AERIAL PHOTOGRAMMETRY
  • クウチュウ シャシン ソクリョウ ニ ヨル ヒョウゴケン ナンブ ジシン ニ トモナウ ジバン ヘンイ ノ ケイソク

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抄録

1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震に伴い, 著者らは (社) 地盤工学会「阪神・淡路大震災調査委員会」の1部会の活動として, 地震による地盤の永久変位を空中写真測量により計測し, その変位の特性を調べた. 計測は六甲山地を除く芦屋市の全域を対象とし, 地震前後の撮影縮尺約1:4,000の空中写真を用いた. 通常の地図作成よりも計測要求精度が高いためシミュレーションで空中三角測量の精度を検討し, 解析図化機を使って700点の地盤変位と, 800点のマンホール位置の鉛直変位を測定した. その結果, 変位の精度が水平方向が約8cm, 鉛直方向は約15cmの高精度で地盤変位を面的に計測可能となった. 地盤変位パターンを整理した結果, 芦屋浜埋立地では護岸線・河川からの距離や前面水深との相関性が見出された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (632), 105-120, 1999-10-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (30)*注記

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