アルミン酸カルシウムとリン酸鉛により構築される新しい放射性廃棄物ガラスの耐熱性と局所構造

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  • Heat-resistivity and Local Structure of New Nuclear Waste Glass Composed of Calcium Aluminate and Lead Phosphate

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抄録

放射性廃棄物ガラスとして, 熱に強い60CaO・ (40-x) Al2O3・xFe2O3ガラスと, 耐水性に優れたPb (PO3) 2ガラスから成るアルミノリン酸塩ガラスを調製した。示差熱分析 (DTA) から求めた結晶化ピーク温度のキッシンジャープロットから, 結晶化の活性化エネルギー (Ea) が4.2および4.9eVであり, 耐熱性に優れた材料であることを実証した。質量数が90-100 (Sr, Y, Zr, Nb, Mo) および135-145 (Ba, La, Ce, Pr, Nd) の安定核種を溶融した放射性廃棄物モデルガラスについても優れた耐熱性を明らかにした。57Feメスバウアースペクトルから, Fe (III) およびFe (II) が骨格の隙間で網目修飾イオン (NWM) として存在し, PO4四面体とイオン結合をしていることを明らかにした。

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