仙台市における高層建築物の立地と推移 The Location and Trend of High-rise Buildings in Sendai

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抄録

都市への機能集積が進むにつれて空間の需要が増大し, 特に都心部では土地利用の高度化が求められる。この要求を実現するのが高層建築物である。しかし, OA化の進展や景気変動にともなって起こる建設ブームなどのため, 各時期において高層建築物への要求は一定ではない。よって, 都市の高層化について論ずるには, 各高層建築物の立地時期を考慮した, 経年的な分析が必要であるといえる。そこで仙台市を事例に, 高層建築物の立地拡大過程および, 建築物の階数と地価との関係の分析を行ない, 次のような結果を得た。仙台市において高層建築物は基本的に都心部から幹線道路に沿って周辺部へと立地拡大してきた。その中で, 都心部の高地価域では, 早い時期に絶対高さ制限下の高層建築物の立地によって, 建築物密度が飽和状態に近づいた。高層建築物は一般に, 数十年間使用されることから, 土地利用が更新されるまでには比較的長い期間が生じる。このため, 都心部では十分な用地の確保が困難になり, 絶対高さ制限の撤廃後に12階を超えるような高層の建築物はほとんど立地しなかった。地価の低い地域では, 近年, 高層集合住宅の立地が急速に拡大した。

収録刊行物

  • 季刊地理学 = Quarterly journal of geography  

    季刊地理学 = Quarterly journal of geography 48(4), 276-292, 1996-10-01 

    The Tohoku Geographical Association

参考文献:  13件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002695494
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10379267
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167889
  • NDL 記事登録ID
    4548877
  • NDL 雑誌分類
    ZG7(歴史・地理--日本--地方史・誌)
  • NDL 請求記号
    Z8-383
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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