湿式酸化によるカーボンナノチューブの精製 Purification of Carbon Nanotube by Wet Oxidation

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抄録

カーボンナノチューブを高収率で回収することを目的として, オルト過ヨウ素酸-過塩素酸混合溶液による湿式酸化反応を用いた精製法を検討した.カーボンナノチューブ含有炭素質の湿式酸化挙動を走査型電子顕微鏡 (SEM) により観察した.また, 精製効果に対するオルト過ヨウ素酸濃度の影響について検討した.湿式酸化反応性は炭素の質によって異なり, ナノチューブの反応性は塊状炭素に比べて極めて低く, ナノチューブを選択的に回収できた.湿式酸化により, ナノチューブ自体も酸化されるものの, チューブ表層が乱層化する程度で, 大きなダメージはなかった.また, オルト過ヨウ素酸添加量の増加に伴って, ナノチューブの精製効果は高くなることがわかった.湿式酸化はナノチューブ精製法として有効な手段であることが示唆された.

In order to efficiently recover carbon nanotubes, the purification method by wet oxidation with orthoperiodic acid and perchloric acid is investigated. The reactivity of the carbonaceous material toward the acids depends on the type of carbon. Carbon nanotubes are selectively recovered under the mild oxidation conditions. The degree of purification depends on the concentration of orthoperiodic acid. It is suggested that wet oxidation is an effective method for purification of carbon nanotubes.

収録刊行物

  • 化学工学論文集  

    化学工学論文集 24(4), 670-674, 1998-07-10 

    The Society of Chemical Engineers, Japan

参考文献:  17件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10002835811
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00037234
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    0386216X
  • NDL 記事登録ID
    4507344
  • NDL 雑誌分類
    ZP5(科学技術--化学・化学工業--化学工学)
  • NDL 請求記号
    Z17-725
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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