カーボンブラック分散系の凝集構造に及ぼす粒子表面処理の影響 Effect of a Surface Treatment of Carbon Black Particles on Flocculated Structure in Their Disperse Systems

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抄録

粒子表面性状の異なるカーボンブラック-アマニ油ワニス分散系について, レオロジー測定を行い, その構造と物性との関係を粒子の形成する凝集構造を中心に検討した。カーボンブラック粒子表面を酸化処理し, 酸素含有官能基の多い試料を得た。これら分散系のレオロジー測定を行った結果, 定常流粘度のせん断速度依存性, 動的粘弾性の角周波数依存性において, 未処理粒子分散系に比べ, 酸化粒子分散系の方が高い値を示すことが明らかになった。酸化カーボンブラックは, 未処理試料に比べ3倍以上の比表面積を持っている事から, カーボンブラック表面の酸化によるカルボニル基, カルボキシル基の増加によって極性溶媒であるアマニ油ワニスに良く濡れ, 分散性は向上していると考えられる。しかしながら, 比表面積増大による粒子周辺に溶媒和層として拘束されると共に, 固体内部に吸着される溶媒量が増し, 有効体積分率が上昇し, 更に分散粒子の三次元凝集網目形成が促進されたことにより粘弾性値が上昇したものと考えられる。

収録刊行物

  • 色材協會誌

    色材協會誌 70(9), 584-590, 1997-09

    一般社団法人 色材協会

参考文献:  10件中 1-10件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10003729996
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00354634
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    0010180X
  • NDL 記事登録ID
    4354076
  • NDL 雑誌分類
    ZP23(科学技術--化学・化学工業--染料・顔料・塗料)
  • NDL 請求記号
    Z17-211
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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