鉄筋コンクリートの曲げひび割れ部に生じる腐食の形成機構に及ぼす水セメント比の影響

  • 大即 信明
    社団法人 土木学会 東京工業大学 工学部開発システム工学科
  • 宮里 心一
    社団法人 土木学会 東京工業大学 工学部開発システム工学科
  • 柴田 常徳
    社団法人 土木学会 大林組株式会社
  • 久田 真
    社団法人 土木学会 新潟大学 工学部建設学科
  • 長瀧 重義
    新潟大学 工学部建設学科
  • Md. Tarek Uddin
    社団法人 土木学会 株式会社ニユージェック

書誌事項

タイトル別名
  • THE INFLUENCE OF W/C ON CORROSION MECHANISM NEAR BENDING CRACK
  • テッキン コンクリート ノ マゲ ヒビワレ ブ ニ ショウジル フショク ノ

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抄録

水セメント比の相違が, 鉄筋コンクリートの曲げひび割れ部に形成される腐食の形成機構に及ぼす影響を, 実験的に検討した. 初めに, モルタルを用いた腐食促進試験を行い, 塩化物イオン浸透性および酸素透過性と腐食形態の関連を調べた. ここで用いた供試体は, 実構造物では測定不可能な鉄筋内部を流れる電流を測定するため, 7本に分割した鉄筋をモルタル内部に埋設した. さらに, 曲げひび割れ近傍に生じる, 鉄筋とモルタルの剥離部を考慮した. 最後に, 鉄筋コンクリート梁供試体を用いた腐食試験により, モルタル試験を検証した. この結果, 鉄筋コンクリートの曲げひび割れ部に生じる, 腐食の発生機構とその後の進行形態が明らかとなった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1998 (606), 63-73, 1998-11-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (9)*注記

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参考文献 (14)*注記

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