粒子径を変えた各種セメントグラウトの基礎的性質と浸透性比較

  • 米田 俊一
    社団法人 土木学会 宇部興産 (株) セメント技術センター
  • 中川 浩二
    社団法人 土木学会 山口大学 工学部社会建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • BASIC PROPERTIES AND PENETRATION OF CEMENT SUSPENSION GROUTS WITH DIFFERENT GRAIN SIZES
  • リュウシケイ オ カエタ カクシュ セメント グラウト ノ キソテキ セイシツ

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抄録

主としてセメントの粒子径を変えた各種グラウトの基本特性および室内モデル浸透性試験の結果, 次の点が明らかにされた. (1) 間隙比の小さい砂層や狭小割れ目の岩盤への浸透性はセメントの粒子径に著しく影響され, 超微粒子セメントの浸透性が優れていた. (2) 低水セメント比や粗粒のセメントの場合には, 分散剤の効果が大きい. また, 実岩盤における高炉B種と超微粒子セメントの比較においても後者のグラウト効果が顕著であり, これもセメントの粒径の違いによるものと考えられる.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1993 (462), 101-110, 1993-03-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (4)*注記

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