縮閉線に基づく曲率変化の滑らかな曲線,曲面の生成(第4報)

• 東 正毅

  正会員 豊田工業大学

• 山根 道敏

  学生会員 豊田工業大学

書誌事項

タイトル別名

• Generation of Curves and Surfaces with Smoothly Varying Curvature Based on Evolutes (4th Report)
• 縮閉線に基づく曲率変化の滑らかな曲線,曲面の生成(第4報)縮閉面による形状制御と周辺曲面との接続
• シュクヘイセン ニ モトズク キョクリツ ヘンカ ノ ナメラカナ キョクセン
• Control of Shape and Connection to Surrounding Surfaces by Evolute Surface
• 縮閉面による形状制御と周辺曲面との接続

抄録

縮閉面の形状を,デザイナの意図や接続条件に対応して滑らかに変化させることにより,曲率変化の滑らかな形状を生成できた.本方法は,従来のCoonsやGregoryの接続では規定できなかった曲面内部の曲率変化を規定できる.また,形状パラメタにより形状を直接規定しているため,不適切な境界条件を検出でき,適切なパラメタの範囲内で形状を自由に制御できる.いくつかの曲面形状について実験を行った結果,次の結論を得た.<BR>(1)中間形状の指定では,その縮閉線の形状パラメタが,両端母線の中間に入っていれば,滑らかな曲面を生成できる.<BR>(2)導線に沿っての境界横断微分値が与えられると,形状パラメタが適切に変化し滑らかな縮閉面が生成できることが,滑らかな対象曲面を生成するための必要条件となる.<BR>(3)導線に沿っての境界横断微分値に加えて,母線上での境界横断微分値を規定すると,<BR>・接線方向を変化して,滑らかな曲面を得ることのできる範囲は大変狭い.<BR>・曲率値の指定は,両端の値の中間に入っていれば,滑らかな曲面を得ることができる.<BR>今後は,各種形状,条件に対する評価(弾性エネルギーとの対応),曲率変化が単調でない母線への拡張,母線形状の空間曲線への拡張を検討する.

収録刊行物

• 精密工学会誌

  精密工学会誌 63 (12), 1690-1694, 1997

  公益社団法人 精密工学会

キーワード

• Computer aided geometric design
• evolute
• smooth surface
• curvature distribution
• G<SUP>2</SUP> continuity

詳細情報

• CRID: 1390282679741969664
• NII論文ID: 110001372174
• NII論文ID: 10004218334
• NII書誌ID: AN1003250X
• DOI: 10.2493/jjspe.63.1690
• ISSN: 1882675X
• ISSN: 09120289
• NDL書誌ID: 4353078
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4353078
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可