物質移動則と化学平衡論に基づく空隙水のpH評価モデル

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タイトル別名
  • MODELING OF PH PROFILE IN PORE WATER BASED ON MASS TRANSPORT AND CHEMICAL EQUILIBRIUM THEORY
  • ブッシツ イドウソク ト カガク ヘイコウロン ニ モトヅク クウゲキスイ ノ pH ヒョウカ モデル

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抄録

本研究は, 種々の環境作用を受ける構造物中のセメント硬化体のpH変動, 組織の変性を, 時間軸と共に追跡する一般化手法の確立を目指したものである. ここでは特に, 二酸化炭素の侵入に伴うpH低下の評価を主たる対象とし, 二酸化炭素の移動・平衡, 反応に関与する物質の解離・イオン平衡, 炭酸化反応に対してモデル化を行った. また, 各現象の数量化に用いる空隙構造, 内部水分状態, 水和生成物量・種類等は, 熱力学モデルと連成解析システムによって得た. 提案手法により, 異なる養生条件, 環境条件及び配合に対して, 炭酸化進行現象が統一した枠組みで追跡可能になった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (648), 203-215, 2000-05-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (10)*注記

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参考文献 (34)*注記

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