強風によって輸送される白波砕波上の飛沫量と風応力の関係

  • 松永 信博
    社団法人 土木学会 九州大学 大学院総合理工学研究科
  • 櫨田 操
    社団法人 土木学会 日本文理大学 工学部土木工学科
  • 鵜崎 賢一
    社団法人 土木学会 九州大学 大学院総合理工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A RELATIONSHIP BETWEEN SPRAY QUANTITY AND WIND SHEAR STRESS ON CAPS UNDER STRONG WINDS
  • キョウフウ ニ ヨッテ ユソウ サレル シラナミサイハ ジョウ ノ ヒマツリョウ ト カゼオウリョク ノ カンケイ

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抄録

風洞付き二次元造波水槽を用いて強風下の沖合い海域で発生する飛沫量の実験を行った. 白波砕波上の飛沫の粒径分布から飛沫濃度を定量的に評価し, 水表面に作用する風応力との関係を明らかにした. 飛沫量は水面上の摩擦速度と飛沫の沈降速度に強く依存する. また, 画像解析結果から, 飛沫粒径および飛沫の沈降速度は高さの-1乗に比例して減少することが示された. 以上の検討結果に基づき, 高さ10mの平均風速と卓越波の波速と波高から, 白波砕波を伴う実海域における任意の高さでの飛湯濃度を評価できる半経験手法を提案している.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (635), 113-126, 1999-11-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (65)*注記

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