粒径の大きな粒状体から成る地盤に対するCPTとDMTの適用性

  • 田中 洋行
    社団法人 土木学会 運輸省港湾技術研究所
  • 三島 理
    社団法人 土木学会 運輸省港湾技術研究所
  • 田中 政典
    社団法人 土木学会 運輸省港湾技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICABILITY OF CPT AND DMT FOR GROUNDS CONSISTING OF LARGE GRANULAR PARTICLES
  • リュウケイ ノ オオキナ リュウジョウタイ カラ ナル ジバン ニ タイスル CPT ト DMT ノ テキヨウセイ

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抄録

平均粒径が2mm以上の比較的大きな土粒子から成る地盤に対して, 電気式静的コーン貫入試験 (CPT) とダイラトメーター試験 (DMT) を実施した. 調査地点は2ヵ所で, 一つは採石現場から生じた砕石で埋め立てられた地盤 (敦賀) と, もう一つは二次堆積した火山灰から成る地盤 (苫小牧) である. CPTとDMTの他に標準貫入試験によるN値, およびサイスミックコーン試験から求められた剛性率GSCも計測した. これらの試験によって得られた値の関係を明らかにするとともに, 過去に行った平均粒径が0.2mm程度の典型的な砂地盤から得られた関係との相違点を調べた. この結果, 粒径が大きい地盤に対するDMTの適用性については, 慎重に検討する必要があることがわかった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (638), 273-283, 1999-12-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (24)*注記

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