城郭石垣の形状寸法および間詰状態に関する安定性低減率を用いた安定性判定手法

書誌事項

タイトル別名
  • THE JUDGING METHOD OF STABILITY OF JAPANESE CASTLE MASONRY WALLS
  • ジョウカク イシガキ ノ ケイジョウ スンポウ オヨビ カンヅメ ジョウタイ ニ カンスル アンテイセイ テイゲンリツ オ モチイタ アンテイセイ ハンテイ シュホウ

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抄録

石垣の安定性は, 現段階では論理的に解明し難い. 本研究では石垣の安定性をその形状寸法および間詰状態に関する安定性低減率を用いて判定する手法を提案した. 形状寸法に関する低減率は, もたれ擁壁設計法を準用した断面応力計算結果を用いて要因抽出と低減傾向を求めた. 間詰状態に関する低減率は, その定性的表現を経験的な低減係数として定量化した. これらの要因の低減率を相乗した石垣係数F値は, 石垣の安定性を判定する一手法として使用できると期待される.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (638), 371-382, 1999-12-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (9)*注記

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