土被りの浅い未固結地山トンネルの地表面沈下抑止方法に関する評価

  • 奥田 庸
    社団法人 土木学会 日本鉄道建設公団 新幹線部新幹線第二課
  • 阿部 敏夫
    社団法人 土木学会 日本鉄道建設公団 計画部積算課
  • 進士 正人
    社団法人 土木学会 応用地質株式会社 技術本部岩盤技術部

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF THE PREVENTIVE METHOD FOR GROUND SURFACE SETTLEMENT BY EXCAVATION OF SHALLOW TUNNEL IN UNCONSOLIDATED GROUND
  • ツチ コウムリ ノ アサイ ミコケツ ジヤマ トンネル ノ チヒョウメン チンカ ヨクシ ホウホウ ニ カンスル ヒョウカ

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抄録

都市域においてトンネルを掘削する場合, 重要構造物と交差したり近接することは通例であり, 地表面沈下の問題は避けて通れない重要課題である. 特に, 土被りが浅い未固結地山の場合, 地質による影響を強く受けた特異な非線形的な変位挙動を示す場合が多い. このような状況から, 地表面沈下に対する対応が困難で, 対症療法的な対策を迫られる場合も散見されるが, 本質的には沈下のメカニズムを把握することが重要な課題である. 本論文では, 洪積砂層と盛土層の2つの異なった地山において採用された抑止対策 (掘削工法によるものとしてCD工法とその改良工法であるCRD工法の2例, 補助工法によるもの1例) を例として逆解析を実施し, 地表面沈下のメカニズムおよび各抑止工法に対する効果を明らかにした. さらに, 適用した逆解析法が十分実用に供し得ることを検証した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (637), 79-92, 1999-12-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (19)*注記

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