定向性方位データの統計学的解析法

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タイトル別名
  • A Statistical Analysis of Directional Orientation Data
  • ―2組の主方向をもつ方位データの近似解析法―
  • —An Approximate Method for Bimodally Distributed Orientation Data—

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抄録

2組の主方向をもつ定向性方位データ群を統計学的に解析する方法を研究した.おもな結果は次の3点である.<BR>(1) von Mises確率密度関数に対する確率紙 (正規方位確率紙) を用いれば, 2次元の定向性方位データを図上で統計解析ができる.<BR>(2) 2組の主方向をもつ2次元の定向性方位データは, 正規方位確率紙を用いることにより, それぞれの分布集団に分解することができる.<BR>(3) 2組の主方向をもつ3次元の定向性方位データについても, 方位データをその分布の中心を通る面上に投影すれば2次元の方位データにおきなおすことができ, 正規方位確率紙を用いることにより, それぞれの分布集団に分解することができる.<BR>何れの場合も, 分布集団から推定主方向としての平均方位とその信頼範囲が得られる.

収録刊行物

  • 情報地質

    情報地質 3 (4), 177-202, 1992

    日本情報地質学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (6)*注記

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