科学のサイバネティクス構造

Bibliographic Information

Other Title
  • カガク ノ サイバネティクス コウゾウ

Search this article

Abstract

自然科学の発展過程における科学活動のダイナミックな機構とその構造を解明することは, 科学論として重要かつ興味あるテーマであろう。特に科学革命は旧理論が脱皮して, 自らとは異質の新理論を生み出すことであるから, 「自己否定的発展」である。それがいかにして可能かという課題は, 共約不可能性や理論負荷性という観点からは説明できないばかりか問題にすらなりにくい。このような理論転換が可能であるのは, 科学のサイバネティクス構造にあると思う。それについて前論文(1)で簡単に言及したが, 本稿で改めて詳しく論ずることにする。

Journal

Citations (1)*help

See more

References(10)*help

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top