諫早湾干拓地の現世古生態学 Actuopaleoecology in the tidal flat of Isahaya Bay after reclamation

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抄録

諌早湾奥部では, 1997年4月14日の潮止めにより約30km<sup>2</sup>もの広大な泥質干潟が干上がった. 大きな社会問題となった諌早湾干拓工事だが, 現世古生態学的に見ると以下の点で極めて重要な情報を我々に提供した. 1)一般に泥質干潟では底生生物の定量調査が非常に困難であるが, 諌早湾奥部では干潟が干上がることで初めて徒歩による貝類相の調査が可能となった. 2)調整池における潮止め前後の水質の変化と, それに伴う生物相の変遷を詳細に追跡することができた. これと類似の現象は, 過去の海進・海退に伴う一連の環境変動の中で何度も生じたであろうと想像できる. 従ってこれらの観察事項は, 洪積層や沖積層における貝化石群集に基づく古環境解析に対して, 重要な情報を提供することができると期待される.

収録刊行物

  • 地質學雜誌  

    地質學雜誌 106(3), V-VI, 2000-03-15 

    The Geological Society of Japan

参考文献:  1件

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10004493284
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00141768
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    OTR
  • ISSN
    00167630
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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