エジプトにおける白亜紀後期の堆積性燐鉱床 Late Cretaceous Sedimentary Phosphorite in Egypt

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

    • 多田 隆治 MOHAMED Hassan
    • 東京大学大学院理学系研究科地質学専攻 Geological Institute, Graduate School of Science, University of Tokyo
    • 多田 隆治 TADA Ryuji
    • 東京大学大学院理学系研究科地質学専攻 Geological Institute, Graduate School of Science, University of Tokyo
    • 松下 雄詞 MATSUSHITA YUJI
    • 東京大学大学院理学系研究科地質学専攻 Geological Institute, Graduate School of Science, University of Tokyo

抄録

堆積性燐鉱床を含むデューイ(Duwi)層は, カンパニアン~マーストリヒティアンにかけての地層で, 西部砂漠から紅海にかけてエジプト中南部を東西に分布する(第1図A). デューイ層は海進時初期の堆積物で, 陸成層のクセール(Qusseir)層を整合に覆い, 半遠洋性石灰岩のダクラ(Dakhla)層に整合に覆われる(第1図B). 大規模な鉱山があるアブタトゥール(Abu-Tartur)地域のデューイ層は, 下位より, 層厚13mで上部には頁岩を含む燐灰石質砂岩層主部, 11mの黒色頁岩層, 12mの海緑石砂岩層, 5mの上部燐灰石質砂岩層からなる(第1図B, 第2~4図).<BR>エジプト上部白亜系堆積性燐鉱床は, テチス海南縁の大陸棚上に広がる白亜紀後期~暁新世の堆積性燐鉱床区の一部をなし, その埋蔵量はテチス海南縁全域で約700億トン, エジプトだけで30億トンと推定され(Natholt, 1985), 世界の埋蔵量の4%を占める. 今回の調査で, デューイ層の燐灰石質砂岩層を構成する粒子の主体がサメなどの魚骨や歯であり(第5図), 燐灰石粒子の60%以上を占めることが明らかになった.

収録刊行物

  • 地質學雜誌

    地質學雜誌 106(6), XI-XII, 2000-06-15

    The Geological Society of Japan

参考文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10004493967
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00141768
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    OTR
  • ISSN
    00167630
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
ページトップへ