不均質透水係数場の推定における共分散マトリックスの影響

  • 小林 晃
    社団法人 土木学会 岩手大学 農学部農業生産環境工学科
  • 日向 弘恵
    岩手大学大学院 農学研究科農業生産環境工学専修
  • 藤居 宏一
    社団法人 土木学会 岩手大学 農学部農業生産環境工学科

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF COVARIANCE MATRIX ON ESTIMATION OF HETEROGENEITY OF PERMEABILITY
  • フキンシツ トウスイ ケイスウバ ノ スイテイ ニ オケル キョウ ブンサン マトリックス ノ エイキョウ

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抄録

岩盤中の透水係数の不均一分布を把握するための手法の一つに透水係数以外のデータを補助データとして推定を行う, 地盤統計学の Indicator Simulation 手法がある. 本論では, その適用に際し必要な補助データと透水係数の共分散マトリックスの求め方による結果の違いと, 用いる透水係数と補助データのスキャッターグラムによる影響を原位置試験結果を用いて検討した. 補助データとして用いたのは比抵抗トモグラフィと亀裂頻度であり, 孔間透水試験結果と比較することにより評価を行った. その結果, 相関が小さくても共分散を補助データより計算した場合, 推定精度が高まることが分かった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (645), 235-243, 2000-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (11)*注記

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