ファジィ理論と遺伝的アルゴリズムを用いたケーブル張力調整法

  • 金吉 正勝
    社団法人 土木学会 日立造船株式会社 橋梁設計部
  • 古田 均
    社団法人 土木学会 関西大学 総合情報学部
  • 田中 洋
    社団法人 土木学会 日立造船株式会社 海洋土木設計部

書誌事項

タイトル別名
  • CABLE TENSION ADJUSTMENT BASED UPON FUZZY THEORY AND GENETIC ALGORITHM
  • ファジィ リロン ト イデンテキ アルゴリズム オ モチイタ ケーブル チョウリョク チョウセイホウ

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抄録

斜張橋は, 設計・製作・架設等に関わる様々な誤差のために, 架設時にケーブルの張力および桁・塔の形状 (キャンバー) に誤差が生じる. このため, シムプレート (その板厚は離散量で与えられる) をケーブル定着部に挿入または除去することによりこれらの誤差を除去している. 本論文では, ファジィ理論と遺伝的アルゴリズムを応用して, 従来の理論では連続量として扱われてきたシム量を, 現場技術者に有用な離散量として扱い, ケーブル調整箇所の低減も同時に行うことのできる方法を開発した. そして, パラメトリックな検討および実橋に近い数値計算例により本方法の有効性を示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (654), 143-151, 2000-07-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (12)*注記

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