3次元塑性不安定解析による引張鋼材の局部くびれ挙動

  • 岡澤 重信
    社団法人 土木学会 東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻
  • 宇佐美 勉
    名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻
  • 野口 裕久
    慶應義塾大学 理工学部システムデザイン工学科
  • 藤井 文夫
    岐阜大学 工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • LOCALIZED NECKING BEHAVIOR OF STEEL UNDER TENSION STATE USING A THREE-DIMENSIONAL PLASTIC INSTABILITY ANALYSIS
  • 3ジゲン ソセイ フアンテイ カイセキ ニ ヨル ヒッパリ コウザイ ノ キョクブクビレ キョドウ

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抄録

引張力が作用する鋼材において, 塑性不安定現象により発生する破断直前の局部くびれ挙動を弾塑性分岐解析を用いてシミュレートする. 従来の平面ひずみ状態の解析では, 構成方程式として金属材料で一般によく採用される硬化型のJ2流れ則のみを用いた場合, 塑性不安定現象の初期段階である拡散くびれしかシミュレートできないことが広く知られている. 本研究では, 硬化型のJ2流れ則を用いた場合でも3次元解析により, 鋼材の拡散くびれ以降の破断直前のさまざまな局所化変形までを忠実に再現できることを示すと共に, 鋼材の引張試験との比較を行い, 本解析結果の正当性を確認する.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (654), 285-296, 2000-07-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (69)*注記

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