複断面開水路に生じる大規模組織渦と浮遊砂輸送

  • 池田 駿介
    東京工業大学 工学部土木工学科
  • 佐野 貴之
    社団法人 土木学会 水資源開発公団徳山ダム建設所
  • 福元 正武
    社団法人 土木学会 運輸省第3港湾建設局
  • 河村 一弘
    社団法人 土木学会 東京工業大学大学院 理工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ORGANIZED HORIZONTAL VORTICES AND LATERAL SEDIMENT TRANSPORT IN COMPOUND OPEN CHANNEL FLOWS
  • フクダンメンカイスイロ ニ ショウジル ダイキボ ソシキウズ ト フユウ サ ユソウ

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抄録

複断面開水路では低水路と高水敷の境界部に大規模な組織渦が生じ, それが横断方向の運動量・物質輸送に大きな影響を与えることが知られている. 本研究ではSDS-2DHモデルを実験室スケールの複断面流れ場に適用し, 同モデルが時間平均流速, Reynolds 応力, 卓越波長をほぼ説明できることを示した. あわせてその流れ場のもとで浮遊砂の移流拡散を計算した結果, 浮遊砂濃度が組織渦による特徴的な分布パターンを示し, 横断方向への浮遊砂の輸送過程を再現できた.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (656), 135-144, 2000-08-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (18)*注記

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