二重管型反応装置の硝化脱窒プロセスへの適用に関する研究

  • 藤原 拓
    社団法人 土木学会 高知大学 農学部生産環境工学科
  • 宗宮 功
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻
  • 津野 洋
    京都大学 工学研究科附属環境質制御研究センター
  • 奥野 芳男
    アタカ工業株式会社 研究第二部

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICATION STUDY OF A DRAFT-TUBE-TYPE REACTOR TO NITRIFICATION-DENITRIFICATION PROCESS
  • 2ジュウカンガタ ハンノウ ソウチ ノ ショウカ ダッチツ プロセス エ ノ テキヨウ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

二重管型反応装置の硝化脱窒プロセスへの適用を試み, パイロットプラントによる団地汚水の連続処理実験を行った. その結果, 適切な設計・操作条件下で生下水の連続処理を行うことにより, 10.4hの水理学的滞留時間で, 97%のBOD除去率, 88%のアンモニア性窒素除去率および84%の全窒素除去率を達成可能であることを実証した. また, 設計因子ではドラフトチューブ内径の反応装置内径に対する比 (Di/Do) および有効水深が, 操作因子としてはBOD-SS負荷率, 好気ゾーン比, 無酸素ゾーン比, 流入水C/N比が重要であることを明らかにし, 適切な設計・操作条件を提示した. また, 標準活性汚泥法と比較して発生汚泥量を28~56%削減可能であることも明らかにした.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (657), 23-34, 2000-08-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (20)*注記

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