下水処理水のオゾン/過酸化水素処理における溶存オゾン濃度制御とその効果

  • 宍田 健一
    株式会社タクマ 水処理技術第1部
  • 春木 裕人
    株式会社タクマ 水処理技術第1部
  • 山田 春美
    京都大学大学院 工学研究科附属環境質制御研究センター
  • 松井 三郎
    京都大学大学院 工学研究科附属環境質制御研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON THE CONTROL OF DISSOLVED OZONE CONCENTRATION DURING OZONE/HYDROGEN PEROXIDE PROCESS OF SECONDARY EFFLUENT
  • ゲスイ ショリ スイ ノ オゾン カサンカスイソ ショリ ニ オケル ヨウゾン オゾン ノウド セイギョ ト ソノ コウカ

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抄録

近年, 下水二次処理水を高度処理して再利用を行うための新しい技術として, 促進酸化処理法が注目されている. 本研究では, そのひとつであるオゾン/過酸化水素処理法に関し, 被処理水の水質変動に対して溶存オゾン濃度を制御する手法とその効果について, パイロットスケールの装置を用いて検討した. その結果, 制御方法としては溶存オゾン濃度自体を検出して制御を行うことが可能かつ適切であること, 溶存オゾン濃度を一定に制御することによってTOC・COD除去量および処理水の過酸化水素濃度の変動が小さくなること, さらに溶存オゾン濃度に最適値が存在し, それは0.1~0.3mg/lであることが認められた. また共存する無機炭素が14mg/lから21mg/lに増加することによってTOC除去量は最大0.6mg/l低下すると予想された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (657), 47-55, 2000-08-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (11)*注記

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